私は神奈川県の横浜に住んでいます。横浜駅から横浜みなとみらいにかけては大観覧車・ランドマークタワー・三日月型のコンチネンタルホテルなどを含め、巨大建造物が目白押しに建設されています。令和5年は、関東大震災から100年の年です。東京での焼死者数が多かったため東京直下型地震のように思われますが、大正12年9月1日に起こった関東大震災の震源は神奈川県の相模湾北西部です。温泉地で有名な熱海で12mの津波が観測されたそうです。関東大震災によって横浜市では約80%の16000棟が全倒壊しました。また第二次世界大戦においても横浜は悲劇にみまわれます。昭和20年5月29日の昼、約500機のB29爆撃機から投下された焼夷弾による無差別攻撃により横浜市では約8000人以上の犠牲者がでました。あるご年配の方が話していました。「私は花火が嫌いだ。焼夷弾を思い出すから」子供のころのトラウマの記憶が強烈だったのでしょう。私達横浜市民は平和や自由を享受するのは当たり前であるかのように思っています。ですが尊い命の犠牲や人々の生きるというエネルギーの礎の上に築かれた平和・自由です。
政府の地震調査委員会の発表によると、横浜市の震度6以上の巨大地震の発生率は、今後30年以内に【82%】です。天気予報で雨の確率82%といえば、必ず雨が降ります。30年以内というのは曖昧な言い方ですが、30年後ではなく、今日も、1か月後も、1年後も30年以内なのです。神奈川県西部には大活断層があります。神縄国府津松田断層帯です。神奈川県で神奈川県西部地震が懸念される理由です。目に見える何気ない日常を大切にするためにも、郷土の歴史に触れたり、防災センターなどを訪れ危機管理をすることは大切ですし、世界情勢を知り、国政に参加する選挙という権利を重んじることが日本の平和にとって必要だと思います。